コンビニ業界、おにぎり包装を植物性プラスチックに。

環境問題に取り組む企業。地球温暖化現象など、天変地異に繋がるものは企業・個人を問わず、地球全体の問題であると思います。

 

【引用】

コンビニエンスストア大手のセブン―イレブン・ジャパンは、7月中にも、おにぎり全品の包装を、サトウキビを原料に配合した「バイオマスプラスチック」と呼ばれる素材に切り替える。石油由来の素材を減らしてプラスチックの使用量を減らす狙いだ。

大手コンビニが主力商品で環境対応を進めることで、脱プラスチックの流れに弾みがつきそうだ。

セブンは、全国約2万1000の店舗で、年間に約23億個近いおにぎりを販売している。包装の切り替えにより、プラスチックの使用量を約260トン、二酸化炭素(CO2)の排出量を約400トン、それぞれ削減できるという。

海洋汚染を引き起こすプラスチックごみ(廃プラ)の削減が社会的な課題になる中、セブンはすでに、回収したすべてのペットボトルを再利用する取り組みを始めている。

 

※1

 

 

【バイオプラスチックの概念と役割】

 

バイオプラスチックとは、微生物によって生分解される「生分解性プラスチック」及びバイオマスを原料に製造される「バイ
オマスプラスチック」の総称である。一定の管理された循環システムの中でそれぞれの特性を生かすことで、プラスチックに
起因する様々な問題の改善に幅広く貢献できる。

 

1)プラスチックの3Rの問題

プラスチック廃棄物の焼却から生物処理(堆肥化・ガス化)への転換による循環利用率の向上

 

2)枯渇性資源の問題

枯渇性資源である石油から再生可能資源(バイオマス)への切り替えによる化石資源への依存度低減及び資源循環性の向上

 

3)地球温暖化の問題

バイオマスプラスチックのカーボンニュートラル特性による石油由来CO2排出の削減

 

4)海洋プラスチックごみの問題

海洋プラスチックごみの海洋環境への影響低減

 

【生分解性プラスチック】

 

主に自然にかえる素材

 

生分解性プラスチックは、通常のプラスチックと同様に使うこと
ができ、使用後は自然界に存在する微生物の働きで、最終的
に水と二酸化炭素に分解され自然界へと循環するプラスチック。
食品残渣等を生分解性プラスチックの収集袋で回収、堆肥化・
ガス化することにより、食品残渣は堆肥やメタンガスに再資源さ
れ、収集袋は生分解されるため、廃棄物の削減に繋がる。
また、マルチフィルムを生分解性プラスチックにすれば、作物収穫
後にマルチフィルムを畑に鋤き込むことで、廃棄物の回収が不要
となり、発生抑制に繋がる。

 

【バイオマスプラスチック】

 

植物などからの天然成分から生成された商品

 

再生可能なバイオマス資源を原料に、化学的または生物学的に
合成することで得られるプラスチック。
それを焼却処分した場合でも、バイオマスのもつカーボンニュート
ラル性から、大気中のCO2の濃度を上昇させないという特徴が
ある。これにより、地球温暖化の防止や化石資源への依存度低
減にも貢献することが期待される。

 

※2

 

【その他】

 

主に石油製品から天然資源という、数年後に分解される商品を使うことにより、地球の二酸化炭素などの割合を軽減する目的や、海洋資源である生物の生態系を崩すのを止める。

 

また、関連して、地球温暖化においては、アスファルトの道路が使用されていることにより影響もあり、その整備や変更も必要に考えます。現時点でも、地球の自軸がずれるという「ポール・シフト現象」が懸念されている。

 

 

 

※1 参考: https://www.msn.com/ja-jp/news/money/おにぎり包装、植物性プラに切り替え…セブン―イレブン/ar-AADk7MJ#page=2

 

※2 参考: http://www.env.go.jp/council/03recycle/y0312-02/y031202-5r.pdf 環境省

 

2019.6.24

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