漫画村ブロッキング問題

いわゆる「著作権法違反」という側面のインターネットのサイトでの問題が発展して、プロバイダーが遮断(ブロッキング)するという事実が挙がった。

問題点は更にあり、法的な範囲を制限することで、ブロッキングに否定的だった省庁が動いて、それをまとめたとのこと。

つまり、政府が自由にインターネットをブロッキングしていくかもしれない、という批判が起こる。

 

「通信の秘密」「国民の知る権利」等の法的な問題点と繋がっていくようだ。

これらは近年いくつか似たような論争があって、フランスでは民族差別などの問題で裁判等があったと記憶しています。仮にアメリカなら、著作者と侵害者との2極間の法的な問題で、中間のプロバイダー等は関与しない。

少し変わりますが、世間を騒がせた罪として「傷害罪」「迷惑防止条例違反」という法的処置もありますが、存在する地域と関わる形のものなので適応できない。そこで私が思うのは、類似した法律を整備することで未然に防ぐことができそうだ。

ただ、自由権の側面もあるので、違反を取り締まるのでなく、通信をする閲覧者は選挙権のある年齢等と基準を定めることが必要になってくる。

また、誤解されるといけないが、サイトの閲覧自身は違法性は全く無い。違法なコンテンツをアップロードしている情報発信側に問題があります。

大きく分けると「著作権問題」「通信の問題」と2つあります。違法なサイトは、日本国内の法律で規制をして、プロバイダーが”ある特定の海外の接続先”に接続しないということで防いでいる。つまり、日本から見えなくても外国では見えるという。また、特定先が判明できないということで、法的に削除を要請することができない等の2次的で現実的な課題も多い。

ちなみに、youtubeでも似たように著作権の侵害と思われる動画もみられるが、実は、著作権者に対して一部料金を支払うことで両者の合意が成されている、と聞いたことがあります。

「漫画村」の内容でいうと、仮にドラゴンボールを配信していて、その売り上げの一部を作者に渡していれば、和解できたと考えます。

この問題、「なぜ政府が規制してはいけない」と感じられる方もいると思います。それは第二次世界大戦の始まるキッカケとし「治安維持法」という政府が私有財産制を否定する運動を取り締まることがあって、それが後世に戦争の起きた要因のひとつと考えられた。

つまり、一極化した流れの中には間違いが生まれることもあるので、国民にとって透明性が不可欠であるようだ。

 

2018.11.17

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