人生100年時代

首相官邸のホームページの見出しに「一億総活躍社会実現、その本丸は人づくり。子供たちの誰もが経済事情にかかわらず夢に向かって頑張ることができる社会。いくつになっても学び直しができ、新しいことにチャレンジできる社会。人生100年時代を見据えた経済社会の在り方を構想していきます。」とあります。

それは公的年金の受給開始と関わってくる。そこで65歳以上を一律に「高齢者」と見なすのを改め70歳以上を定義の枠としていく。すなわち、70歳から公的年金を支払うように変えていく方向性があります。これらは国の税制の歳入・歳出問題と絡んでくる。

 

統計によると、2018年で100歳以上の国民は約7万人とあります。ここで問題となってくるのが、高齢になって「年金のみ」の世帯が生まれてくることです。

仮に70歳以上の方に対して、公的年金の支給を開始する制度があったとして、生活費から医療を含めた全額が、その年金によって支えられている。

長生きがリスク的な意味合いを持つ社会となってはならない、と私は感じます。

また、延長上のテーマで「75歳現役社会」と述べられている箇所もある。恐らく労働者人口の人手不足と関連して、60~65歳に企業を定年して第2の人生を送るのですが、社会の戦力として残していく方針だ。

ポイントとしては「働き方革命」「終身の住まい」「担い手問題」と分けられるだろう。

日本の政策として、日本で暮らすと「100歳」まで長生きできて楽しいライフスタイルがあると長所を前面に出すのが良さそうに思います。つまり、海外からの裕福層をターゲットとして受け入れる政策もメリットがあるでしょう。

そのためには、日本古来の文化・文化遺産・伝統を守り続け、近代の新しい日本独自の魅力ある分野もありますので、伸ばすことで成長すると考えます。

上記に挙げた、”終身の住まい”とは、つまり「命の終わりと向き合う時」の場所で、病院・自宅・介護施設等が考えられる。これが重要な課題と私は想像します。「生 老 病 死(しょうろうびょうし)」という語句がありますが、それぞれ何処に自身が存在するかが重要な問題となります。

救命やサービス等の話題も重要ですが、「賑(にぎ)わいの有る街」「静かな夜」と2つがキーポイントになり大事な要素に思います。基本の課題としては「街づくり問題」ですね。

 

2018.11.17

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