中国の誘拐・迷子(事件簿)

世界のありえへん事件、という番組を見ている。そこで、中国での実際にあった迷子事件が語られていた。

中国の人口は13億人を超えていて、その弊害(へいがい)もあるようだ。わずか3歳の子供が目を放した隙に、突然と歩き、どこかへ行く「迷子(まいご)」は良くある光景です。

しかし、中国ではその人口の多さから、迷子といっても簡単には捜索して見つからないという。その「捜索困難」から、更に事件が拡大して、迷子から人身売買へと繋がるようだ。

 

日常的に、子供の迷子が見つからない、そして、それを利用して誘拐するブローカーがいる。

日本で考える迷子は、近所の河に落ちたりする事故が多いが、中国では様子が異なっている。

結局、行方不明者の数すら多い状況で、警察も手が回らない。そんな事件に巻き込まれると、その子供は「臓器移植」「人身売買」の道具として高値で売られていく運命になるそうです。

今回の内容では、人身売買ブローカーに誘拐された3歳の子供の体質が虚弱であった為、「売り物にならない」と判断されて、道に捨てられる。

その後1年は、路上で生活しお腹が減ると泥棒をする生活だったという。そして、幸運にも哀(あわ)れに思った人が、その子を引き取る。

そうはいうもの、子供を誘拐された親は、必死で捜索をしている。最終的には、警察の力も限界があると知り、自身でタクシーの運転手になって探していた。毎日、タクシーのお客に子供の似顔絵を渡して情報を求めている。

やがて、月日が過ぎ27年が経過した。離れ離れ(はなればなれ)の子供も里親の元で成人して、結婚をする。連れ去られた子供自身も幸せになっていくのですが、やはり血のつながりのある親が気になる様子。

迷子の子供を27年間捜している親がメディアに取り上げられ、状況が一変する。3歳児だった子供の成長した姿を「似顔絵師」が分析して、現在の様子を描き出す。

その似顔絵を見た友人が、その子に「あなたに似ているね」と言い、その連絡先に電話をすると、両親だった__。

偶然にも親子が27年ぶりに再会する。

 

 

2018.11.13

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です