損出回避という「プロスペクト理論」

私が観ていると、ニュース欄で、仮想通過の「コインチェック」が一部売買を再開した、とある。そんな関連性から話をしていきたいと思います。

たとえば、人が意思決定を選択する上で「期待、予想、見通し」といった意味を考えていく。そこで、損出回避性という心理的な作用が働くことがあります。これが「プロスペクト理論」という行動経済学のひとつです。

簡単にどんなものかと言えば、競馬で例を挙げると判りやすい。

馬連1-2,1-3,1-4で各10倍の配当があるとして、ほぼ、このうち1-2が確実に来ると予想する。しかし、1-2に1点賭けをするよりも、損出回避を考えて、3点を購入します。そんなイメージの心理的作用ですね。

株や投資でいう「リスク分散型」のことでしょう。私が見ていたところの記事によると、「負け」を考えすぎて勝てなくなっている、と述べていた。

上記の競馬の配当例でいうなら、リスク分散をして各3.3倍の利益が見込まれる。しかし、ゲームを続けることによって、数学的グラフでみると二次曲線で下方される。

つまり、初めの10倍のところで勝負をかけて外したら、判断材料を探して一回引くのが良いとのこと。それは「負けず嫌い」で続けては効果が薄い。

さらには、「フレーミング効果」という、人に対して説明や説得をしやすい要素のこともあった。これは、どこにスポットを当てて表現していくかという内容で効果が変化します。

実はどれも同じとして「1/3の確立で勝つ」「60%の確立で負けるが、30%は勝つ」「3回行なえば必ず勝つ」「60%は負ける」と、ニュアンス的な違い。

なぜ、私が投資に失敗したのか等の研究や分析が成(な)されていた。

 

2018.10.31

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