社会から理解されず、見過ごされていく

突然、激しい疲労感や体の痛み、発熱・頭痛・脱力感などに襲われ、寝たきり・車椅子の生活になってしまう。

 

【慢性疲労症候群(まんせいひろうしょうこうぐん)】

それは原因不明の強い疲労が長期間に継続する病気であり、筋痛性脳脊髄炎、ウイルス感染後疲労症候群(PVFS)とも呼ばれる症状。

激しい疲労で日常生活が著(いちじる)しく阻害されるが、病気としての診断が難しい。

そのため、患者が医師に訴えること(伝える)ができず、病気としての診断ができないことがあるという。身体的または精神的疲労に分別され難い病気。

 

【寝たきり・車椅子】

怖いのが、突然ある日に、身の回りのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要な状態となったり、生活の毎日が就床しなければならないようなことになる。

これが「脳炎」のような身体的症状や「双極性障害」のような精神的と区別できない部分に難点がある。

車椅子生活を余儀なくされるようなことになっても、症状が理解されないため、保険適用外だったり、障碍者手帳の発行が遅れてしまう。

そのため、社会から理解されずに見捨てられると、その家族が自費で生活や介護費を支払うことになる。

 

【社会の受け皿】

社会的に孤立した単身や低所得であると生き抜くことが困難になる。たとえば、日常生活で、簡単にゴミ捨てをするために歩くことができなかったり、トイレも行けない。

この病例の話も含まれますが「孤独死の問題」のように、自分ひとりで、どうにもならない現実の一面が浮かぶことがあります。

それは「格差世帯」の問題から生じたり、自身の暮らす地域社会の受け皿が無かったりと、多様な理由から解決できなくなっている。

つまり、苦痛の中で「放置され見過ごされていく」という社会問題は検討していくべきことだと感じました。

 

2018.10.29

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