東京湾に浮かぶ #7

【前回までのあらすじ】

収入源を失って生活が脅かされるだけの毎日を過ごす。そして、東京湾に浮き上がる未来を見た。そこで私は政府の考える政策に注目し始める。前回は「外国人在住の比率」に驚きをみせる。

 

【消費税10%前の心理戦】

2019年10月には、消費税8%から10%に上がる。そこで「10%のうち2%は、店が増税分は負担します」という、消費税還元セールが考えられる。

 

今までの経緯から増税時には、各商店街を中心とした店頭でのチラシやネット広告等で宣伝が踊ることになる。

しかし、政府は「増税後の経済の急激な冷え込みを防ぐ」という理由で、前回の増税時に禁止をしている。これは還元セールを行なうことで一時的に売り上げや経済効果を上げる一面があるが、諸刃(もろは)の剣として、その後に消費が落ち込むという経済の波がある。

そこで検討されているのが、「小売店等の10%へ、一斉値上げ」という方針で、税率を10%に上げてから、2%分の還元セールやポイント寄与を薦めている。

ここで推測できるのは、来年2019年の10月から年末・新年(2020年)にかけて、消費が促進されることになる。つまり、この時期には「日経平均価格」が高騰するという、私の推論です。

もう既に、増税前に「心理戦」が始まっています。もうひとつ見えない部分に「クレジットカード使用時の軽減」や「生鮮食料品は8%据え置き」等の複雑な仕組みも導入されていく。

消費者に対して、一律同額の税金を頂く、というコンセプトも変わってきているようだ。

 

2018.10.27

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