奥多摩(登山)その2

(上:雲取山、山荘三峰)

天候を選びながら、予定していた3連休に「ソロキャンプ登山」をしてきました。行った先は「奥多摩駅ー雲取山」で約20km(片道)を登山。(標高2017m)最終的に、合計約35~40kmを登山したり歩きました。

【ルート】

(上:今回のルート 赤、登山。オレンジ、バス移動)

石尾根コース:「奥多摩駅〜三ノ木戸山〜六ツ石山〜鷹ノ巣山〜七ツ石山〜雲取山(約20km)」登り10時間15分。「雲取山〜七ツ石山〜鴨沢(約12km)」下り約3時間30分。

鴨沢バス亭から奥多摩駅へ移動(670円)

 

【2018年9月17日、登山当日】

JR奥多摩駅に9:15に到着し、登る準備をして出発する。

奥多摩駅を出て、右側へ進むと青梅街道があります。そして、「奥多摩駅入り口(交差点)」を目印に右に行きます。コンビニやお土産屋があり、ここで必要な物を買っても良いかと思います。

最初のポイントで「奥多摩むかし道」があるので、そこを少し歩く。ここで神社があるので、その手前にある標識(雲取山、六ツ石山方面)を確認しながら行く。もし、むかし道をそのまま進むと、奥多摩湖へ行きます。

「三ノ木戸山」へ進む前に、登山入り口に、熊の警告があった。鈴やラジオなどを携帯するようにとのこと。私が進んでいると、三ノ木戸山まで、人は見当たらない。独りなので、鈴を多めに付けながら歩きました。

しばらくすると、下山者とすれ違う。安心して鈴を1個にしながら順調に登って行きます。三連休ということもあり、人は恐らく多い時期だと思います。鷹ノ巣山の頂上まで15~20人の下山者が居ました。ただし、登りは私一人です。

この付近では、私が歩いているときに、たくさんの栗の実が落ちていた。小粒ですが、食べられそうな感じでした。

私は、「三ノ木戸山〜六ツ石山〜鷹ノ巣山」と進んで行く。雲取山まで、まき道(近道)もあり、頂上を通らなくても進めます。ピーク(頂上)を踏んでも、多少の違いで、尾根からの景観も晴れでなければ変わりません。奥多摩駅から鷹ノ巣山までは、私の速度で6時間かかりました。

鷹ノ巣山に到着すると、目的の避難小屋&水場を探します。頂上から避難小屋まで少し距離があった。ただし、その先を普通に六ツ石山方面に進むと、すぐに分かります。

15:30前に、鷹ノ巣山避難小屋に到着し、空を見ると曇りから雨になりそう。そこで、ここで泊まる。天候が良ければ、頂上か七ツ石山も検討していました。

ワクワクしながら、避難小屋を拝見し楽しむ。小屋の造りは、ログハウスの板の間。また、「水場の水」も、東京都水道局が管理している雰囲気で安心した。それは小屋から下に200mほどの場所にあるので、約5分歩く感じです。

持って行った食事は、簡素なレトルトのご飯。内容は、とり釜めし&納豆汁、そして沢庵(たくあん)。その他、コーンスープや鶏と大豆のトマト煮など食べます。計画段階で、カレーにするか、肉にするかを悩みましたが、質素な和食で決まりです。

楽しみにしていた「テント張り」をすると、すぐに雨が降る。雨は翌朝まで降ります。夕方17時~翌朝5時までテントを満喫。用意しておいた小説を読んだり、ランタンを着けたりし、時間を過ごす。さらに、深夜の2~3時に野生生物の声がしました、猿かニホンシカ、それとも熊かは分かりません。私は少し驚きました。

今回、テントをしたのは、標高1,700mほどの場所で、思ったより寒く、朝6時に確認すると、12℃だったので深夜は冷えます。たぶん7~8℃ぐらい。また、その時の人数は、避難小屋2名、テント泊2名で私を入れて5名です。

そして、雲取山を目指して、鷹ノ巣山の頂上を出発する。高丸山を通過して、七ツ石山へ行く。(鷹ノ巣山ー七ツ石山、約2時間)そこから、雲取山へ向かうのですが、一回下って、登る道でした。七ツ石山(頂上)を超え、鴨沢分岐の辺りから山小屋泊の登山者が多く居ました。

約1時間30分をかけて、「七ツ石山ー雲取山(標高2017m)」へ登山。(JR奥多摩駅からは、合計約10時間の登り)

雲取山手前は、富士山の9合目辺りの傾斜に似ています。頂上手前の山小屋(三峰)が見える景色が、今回は一番綺麗だと思った。

下山はルートを変えて、鴨沢に向かいます。下山していると、すれ違うことが出来ない道幅の狭いルートが多くある。雲取山ー鴨沢間には、丸太で出来た橋があったり、雨だと滝が流れる箇所がある。そこを私が歩いていると、フナの木があり、キノコが生えていた。詳しくないけれど、フナシメジのようだった。とても美味しそう。

帰りは、奥多摩湖の近くにある鴨沢バス亭からJR奥多摩駅へ予定する。鴨沢の登山口を出て、駐車場があり、その手前のアスファルトの私道で、多くの猿を見ます。木にぶら下がっている様子は動物園のようでした。小さい子猿から1m超える大きい固体まで10頭近くいた。

奥多摩湖へ到着すると、バス時刻まで余裕があるので、湖畔を眺めました。実はバス亭に到着すると、自販機に直行。1杯の缶コーヒーでくつろぐ。待ち時間に奥多摩湖を眺める、どことなく島のような雰囲気があり良かったです。

そのバス亭には、猫が2匹いて、とても人に懐いている。バス停に誰か来ると寄ってきます、可愛かったです。

今回のキャンプ自身は、かなり楽しい。機会があったら4人ぐらいで泊まりたいですね。これからの紅葉の季節は景観が一番でしょう。

 

【 画像 】

(上:むかし道付近の神社)

(上:通った道のり)

(上:石尾根コースを進む)

(上:鷹ノ巣山頂上)

(上:自然、咲いている花)

(上:非難小屋 その1)

(上:非難小屋、内部 その2)

(上:非難小屋、内部 その3)

(上:テントを設営)

(上:テント内で食事)

(上:テント内で食事 その2)

(上:七ツ石山 頂上)

(上:七ツ石山を超えた辺りの風景)

(上:雲取山 頂上手前)

(上:雲取山 頂上)

(上:今回のザック)

(上:奥多摩湖)

(上:鴨沢発バス時刻表、青平日、赤休日)

 

【その他:登山の分岐】

(上:鴨沢バス亭へ。オレンジ線はパーキングまで道。赤線は、パーキング横より鴨沢バス亭までの近道。)

1)鴨沢へ行くまで、登山口を下り、アスファルトの道に出て、駐車場があります。一見すると、そこが鴨沢バス亭に思えますが異なります。ただの駐車場になります。

その駐車場に公衆トイレ施設があるので、その脇に「鴨沢ちかみち」という標識がある。再度、アスファルト道から、登山道のようなルート(800m)を進みます。すると、奥多摩湖が見えますので、公道が見えると「鴨沢バス停」がすぐ横にある。

※ 鴨沢バス亭から登山して出発した方は、分かりやすいが、三峰ルートや石尾根コースから下山すると注意です。

(上:登山口を出てパーキング横を通る。オレンジ線、登山口まで道。赤線はパーキングまで道。ピンク線は、パーキング横より鴨沢バス亭までの近道。画像googleより、上記地図とは反対向き3D画像)

2)JR奥多摩駅から、「奥多摩むかし道」を目印に、三ノ木戸山〜六ツ石山方面に向かうまでの分岐点。むかし道手前に「羽黒三田神社」と思われる場所があり、そこの手前に標識があるので参考にしました。標識(雲取山へ)を目印に進むと「登山口」があります。

奥多摩むかし道を進むと、多摩川、そして奥多摩湖へ行けます。

※ むかし道→神社→分岐点

(上:羽黒三田神社と登山入り口分岐の「標識」。右へ進むと登山口。画像googleより)

 

【その他:テント感想】

今回使用したテントの感想です。1~2人用テントでサイズ200x100。家で広げてみると「2人用で寝れるスペースあり」と思っていた。しかし、実際の使用では私一人でも狭い。また、横幅2mでは、平均身長(男性)でも短く、2.3mは欲しいところ。

これは雨天候の使用には絶えられないのは知っていました。フライと呼ばれる上に被せる部分を用意するか悩みました。

雨は30分~1時間置きに、タオルで水滴を拭きながら凌(しの)ぎます。キャンピングとして、睡眠を取るケースではNGですが、居る場所を確保する意味ではギリギリ耐えます。フライ無しでも、防水スプレーやワックスのようなものを使用すれば少しは快適になりそう。

また、虫の侵入に関しては、すぐに「開け閉め」をすると大丈夫だった。

良い点は、敷地面積が狭いので、建てるポイントに苦労しない部分です。

 

2018.9.18

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です