化石ノートPCを蘇らせる – 軽量Linuxの導入

2021年1月8日（金）の日記

[Dell mini 12]

Windows XP時代の化石のノートPCを衝動買い。お正月ということもあって、気にせず購入。これが元で「ジャンクPC再生」の時間を費やす。

PCスペック：

CPU Intel Atom Z520 1.3Ghz　（1 core 2s）
メモリ　１GB
HDDなし

まず、分解してみると、内部のHDDは「ZIF 1.8インチ」という特殊な形状のもの。これを秋葉原で探したが無い。もうすでに、IDE形式のハードディスクも無い状態だった。（だだし、一部残ってます）

これをアマゾンで調べると、価格で10,000円はする様子なのでスルーし、別の方法を考える。昔の知恵で、内部に変換プラグを用いれば、まだ活用できそう。（ZIP-スマートディスク変換、スマートディスク-MicroSD変換）で生きる。それでも2,000円は掛かるので、素直に別の方法を検討する。

[SD起動Linux]

初めに、一応、ウィンドウズ７の起動ディスクを試したが、フリーズ。（64bit版の起動ディスクだったのかも）別のPCで32bit版の起動ディスクを作成するのもアリですが、今回は止めてます。

そこで軽量Linuxをインストールして、SDで活用しようと考えた。一番軽量と思われる「Popy 3.0」で起動確認する。

素直にLIVEモードで動く。インターネット接続を試す。内臓の「ネットスケープナビゲーター」が懐かしい。これがアクセス可能だったので状態の確認は終了。

自機で確認したのは、32Bit版のiso

「Popy 3.0（JP）」「Popy 4.31（JP）」「Popy 5.71（JP）」「Bean」「CentOS 6」「CentOS 7」「Fedora 13」「Linux mint 10」「Linux mint 19.2」「x86 Android 6.0」

試した方法は、「DVDから起動して動くかどうか」「直接isoファイルとMBRをMicroSDに焼いて起動」を確認。インストールがフリーズしたようにみえて、数時間掛けて動くものは除いてテスト。もしかしたら、６時間ぐらい放置するとセットアップ完了するものがあるかもしれない。

とりあえず、動くものの基準としてはインストール容量が650MBのCD-R世代のサイズのものが可能だった。ただし、「Popy 4.31- 5.71」はNG。「Linux Mint 10」OK、「Linux mint 19.2」は微妙なライン。

軽量Linux 32bit で探すと３つぐらいは動きそうですね。Chrome OSもテストしたかったけど、ログインするのにGoogoleアカウントを使うので次回があればという感じです。

[Windows XP世代]

2021年の現在では、32Bit系のブラウザは保障が切れていて使えない。

昔、Windows XPから７に切り替えたのは、ハード的な問題でメモリーが４GB以上認識するというのもあったが、ブラウザでFlash Playerが使えないところ。これは、インターネットでYoutube動画がみれないという問題です。

オープンライセンスだからソースコードからビルドして、自作すれば可能な感じもするが手間です。それぐらい探せない状況ですね。

[軽量Linux]

FireFox 32bit,Opera 32bit,Chromeの軽量版と、いくつか遊んでみた。古すぎて使用できない感じです。ブラウジングをしていて思ったのがセキュリティの問題で、「http://」「https://」とかの関連です。

また、保存していた動画も再生できるか検証した。AVI、MPG、wma等のストリーミングと、市販のDVD。どちらも稼動するけど、紙芝居。本体に保存してやっと見られるものもある。

元々は、データの保存先に活用しようと購入したジャンクなので、これでもOKです。

パーティションは、本体６４GBのMicroSDに、「本体（ルート領域）ext4」「Swap領域（/swap）４GB」としてマウントしています。この辺も高速化の余地はあるところでしょう。

[良いところ]

SDを本体から外すと、中身が無いのでセキュリティ的には完璧に近い状態。これを機会に「保存したデータ」の整理をしようかなと感じます。

追記：

「BunsenLabs Linux」も32bit版で動いたよ。MicroSDから起動させてインターネット接続までOK。