マンション経営&投資

話題で出てきたマンションやアパート経営の話です。私が言っていたのは下記のようなこと。

 

【建物概要(仮)】

 

建築費:5,400万円(坪単価90万円)

土地 – 固定資産税評価額:4,800万円

土地面積:60坪

延床面積:60坪

戸数:10室(1K)

構造:木造2階建て

 

このような状態の建築物を不動産で購入したケース(都市計画税の軽減率等は省きます。)

 

 

【建築物および土地の経常的な費用】

 

土地 – 固定資産税および都市計画税 = 18万円

建物 – 固定資産税および都市計画税 = 46万円

建物 – 損害保険料等 =3万円

管理委託料 = 720万円 × 5%=36万円(管理料は家賃収入の5%と仮定する)

支出の合計:103万円(経費率は約14%)

 

※ 年間の維持費として掛かる経費です。

 

 

【家賃収入(仮)】

 

家賃収入 = 6万円 × 10室 × 12か月= 720万円(年)

 

 

【 実質利回り / NOI利回り(Net Operating Income) 】

 

家賃収入から経費等を差し引きます

720万円(家賃収入) - 103万円(支出) = 617万円

 

これは実質的な利回りになり、投資額の11%を見込む

実質利回り ÷ 投資額 = 617万円 ÷ 5,400万円=約11%

 

※ この場合は不動産投資を全額投資したケース(約8.7年後に利益が発生して回収できる状態です)

 

 

【 投資時に借入金を用いて運用 】

 

借入金:3,800万円(金利3%、ローン期間22年、元利均等返済と仮定します)

借入金返済額 = 約298万円

 

家賃収入から借入金返済を差し引きます(返済まではこの収支となります)

= 617万円 - 298万円 = 319万円

 

実質利回り ÷ 投資額 = 319万円 ÷ 5,400万円=約6%

 

※ この場合は不動産投資とローンを組み合わせたケース(約16.9年後に利益が発生して回収できる状態です)

 

 

【その他、諸事情】

 

大体、この11%、6%という利回りは「見積もり」ですぐに出る数値です。もう少し誰かに丸投げをして、任せると3.9%とか数値が下がり、利回りも変化していきます。

 

※ 評価額4,800万円の土地の資産は、マンション経営とは少し別の話です。また、ローン等の借入金や都市開発税のような税金も発生します。

 

【世間話として】

 

親の世代が土地を持っていて、5,400万円の自宅の建替えか、マンション経営かという感じの人が多いでしょう。そうすると、約28歳ぐらいの世帯の方々が、約9年後に利益に転じて、37歳になり人生の幅が増える。そして、老後の親に対して、福祉などを手助けできる状態と変わります。

 

基本は時間を掛けて、長期的なプランというのを見つけて、それによって上手に生活している人も多い。ただ、将来という未知の領域は、新型コロナウイルス感染拡大のような状況や未確定の要素も強い。

 

世間話として、今後についての、いろいろな話はしています。しかし、今から16年後を予想するのも、「どうだか」、という世代に私もなってきて、どうしようかと悩むべき点もあります。

 

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